監督 | 村田和也 |
脚本 | 野村祐一、和場明子、谷村大四郎 |
公開年 | 2018年3月9日 |
エピソード数 | 全12話 |
アニメ制作 | ボンズ |
どんなアニメなん?
「A.I.C.O. Incarnation」は、Netflixオリジナルのバイオテクノロジーが発展した近未来を舞台にしたSFアニメ。
監督の村田和也氏をはじめ。声優陣も豪華で、有名スタッフが集まって制作されたから、当時アニメ界ではかなり話題になったんやで。コミカライズ作品もあるので、気になる人はチェックしてみてや。
主人公の橘アイコは家族を失った後、転校生の神崎雄哉から衝撃の事実を知らされます。
見どころはどこなん?
ミリタリー・SF・オカルトが融合した作品
バイオハザードのように犠牲者が出るんやけど、個々のキャラクターの考え方や人間関係ががっつり描かれているんやで。
ようは、それぞれが立場に応じた発言で、世界観が深く感じられる点が魅力の1つやで。
簡単にいえば深いっていうこと。
特に、格エリアで中継ポイントがあって、会話が物語に入りながら進んでいくや。徐々に真実が明かされながら、目的地まで誰が死ぬんかハラハラするけど、視聴している側からすると「皆生き残ってハッピーエンド迎えたい」っていう気持ちになるんや。
中盤(7~8話)は初めて犠牲者が出た回で。視聴している側も「これったなかなか死なせないんじゃない?」って安心したころにこれや。
目的地で待つ家族を助けたいけど、誰も死んで欲しくないという気持ちと、神崎は前に進まなあかんという決意が描かれて、物語の転換期だから、ここまでは見てほしいところや。
ゲーム感覚で視聴できる
戦闘を避けながら最終目的地を目指すっていう設定が、無理して戦う感じの脳筋アニメじゃなく、ゲームのような感覚にしてくれるんや。
その上、興味深いストーリーなので、なおさらゲーム感がぬぐえないんや。
あと、戦闘データは「エビデンス」として蓄積され、他のダイバーたちが自由に参照できるデータベースとして活用されるってのは、まさにゲームの設定。APGやFPSを融合させているような感じや。
もちろん、この設定のせいで、見ててキャラクターに対してモヤモヤしてくるところもアニメや。これも魅力の1つといえばそれまでやが。
あらすじやで!
1.接触
- バーストから2年が経ち、家族を亡くしたアイコは再び歩けるようになんや。
- しかし、ある日転校生がやってきて、平穏な日常が崩れるやで。
2.標的
- 父の元同僚の黒瀬に連れてこられたアイコは、信じられないことを聞かされるやで。
- なんと、彼女の脳は人工生体に移植されていたというのやで!
3.決断
対策庁に拘束されたアイコと雄哉をダイバーたちが助け出す。そしてマターによる大活性活動が観測されたプライマリー・ポイントへ向かうことに。
4.遭遇
- 対策庁につかまったアイコと雄哉を、ダイバーたちが助けたんや。
- プライマリー・ポイントへ向かうことになるやで!
5.記憶
- キャンプで休んでいるダイバーたち。
- 一方、黒瀬は南原と接触し、伊佐津とそれぞれ思惑があるようやで。
6.覚醒
- K2の門番が活性化するまで時間がないんや。
- 急いで進んでいた一行だったが、楓のせいで作戦が遅れてしまうやで。
- 一方、伊佐津は黒瀬に対して、ある処置を取っていたやで。
7.突破
- アイコを取り戻そうとCAACが追いかけてきたけど、強引な手段に出たやで。
- 黒瀬は伊佐津の娘の柚葉の脳がマターの活性とリンクしてることに気ぃついたやで。
8.行路
- ダイバーたちが動揺して、アイコと雄哉を詰め寄ったが、ミッションを続けることにしたやで。
- 一方、新所長になった伊佐津は、複製体第1号の記録を見つけたやで。
9.真実
- とうとう一同が生命工学研究所のプライマリー・ポイントにたどり着いたやで。
- そしたら伊佐津から突然の交信があって、雄哉の考えが明らかになったやで。
10.選択
- アイコがマリグナント・マターっていう怪しい物質に取り込まれて、もう1人の自分と話してるんやで。
- そんで、雄哉の前に現れた人型マターは、柚葉の気持ちを雄哉に伝えてるやで。
11.矜持
- 伊佐津はマターとリンクして、雄哉に質問攻めしはじめるやで。
- そんで、自衛隊がマリグナント・エリアを焼き払う計画を進めているけど、南原は時間を稼ごうとしてるんやで。
12.再生
- みんなが多目的手術装置に辿り着いて、雄哉がアイコに自分の決意を伝えるんやで。
- その頃、研究所では黒瀬が柚葉の複製体と本人のリンクを解除しようと頑張ってるやで。